蒲公英 ~癒しと生命力の花~

日記ブログ。たまに短編小説を発表。長編小説(別サイト)連載時は更新通知ブログと化す。

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【日記】意図的と恣意的 

( 2009/03/31 18:33 ) Category 日記/世迷い言 | CM(4)

「意図的」については日常的に使う言葉であり、とくに問題ありませんね。
一方、「恣意的」というのは誤用されやすい言葉のようです。

今回の言葉を調べるにあたり、辞書の他、誤字等の館:誤字等の雑記帳 3を拝読しました。
部分的に引用します。

「恣」とは、「ほしいまま」を意味する漢字です。
思いのままに、自分のしたいように振る舞う様子。
従って、「恣意」 は自分の意思に基づいて、ほしいままに行動すること、と解釈できます。


リンク先を拝読する限り、「恣意的」でも辞書に載っているようですが、他には「恣意」では載っているものの「恣意的」では載っていない辞書が多いように思われます。
さて、「恣意的」のWEBでの使用例(部分引用にもあたらないと思うのでそれぞれのURLは割愛)を見ると……。

× メディアの恣意的な取材
× 恣意的な情報操作
× 記事に恣意的誤報の疑い
△ 予め対象とするサンプルを恣意的に選ぶ 注1
○ 恣意的感懐
○ 恣意的な推論

私のサンプリングに多少意図的な側面があることは否定しませんが(^^)、マスコミが意図的に事実が歪んで伝わるように報道することを指して「恣意的」の語を使う方が多いような印象です。

最後に、誤用されている「恣意的」をどう言い替えるとより正しい日本語になるのか考えてみます。
ここで比較しているように、「意図的」で全て片がつくでしょうか。
私のサンプリング数が少なく、迂闊に「意図的」を結論とするわけにはいかないようです。
前掲のリンク先「誤字等の館」にもあるように、場合によっては「我田引水」あたりが適切な言い換えとなり得る場面もあるようです。


注1:このセンテンスだけ読むとどっちともとれるけど、実際の記事の前後を読むと誤用であることがわかる。
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【日記】同じ穴の狢 

( 2009/03/31 18:09 ) Category 日記/世迷い言 | CM(0)

これは非道い。

YOMIURI ONLINE:「「完全無所属」実は「自民支部長」…千葉知事当選の森田氏
(2009年3月30日14時20分 読売新聞)

 千葉県知事選で100万票余を獲得して初当選した元衆院議員の森田健作氏(59)が、現在も東京都の自民党支部長を務めていたことがわかった。

(中略)

 収支報告書によると、支部長の登録は本名の「鈴木栄治」。04~07年には計1億6185万円の企業・団体献金を受け、同時期に計1億5030万円を、同支部と同じ事務所で、森田氏が代表を務める資金管理団体「森田健作政経懇話会」に寄付していた。使途については、「知事選には使っていない。知事選に無所属での出馬を決意する前に、自民党候補の応援などのために使った」と釈明した。


ほうほう。鈴木栄治さんが自民党支部長として献金受けて、それを「森田健作政経懇話会」に寄付ですか。
無所属だけど自民党支部長ですか。別名を使ったのは意図的なのでしょうか。

そりゃ、合法・非合法で論じれば合法なんでしょうよ。
だけど、献金問題で小沢さんが叩かれてるこの時期に、この金額。
西松建設による寄付額って、10年間で3億でしたっけ。
今回明らかになったのは、わずか4年間で1億5千万という数字……。

一応繰り返しておきますが、合法ではあるのでしょう。
でも無所属議員に一票を投じたはずの千葉県民の方々は、どう思われるのでしょうね。

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【日記】千葉県知事 

( 2009/03/30 12:29 ) Category 日記/世迷い言 | CM(10)

恥ずかしながら、森田健作さんが再び立候補なさっていたこと自体知りませんでした。
森田さんはタレント知事と言われるけど、議員歴結構長いですよね。
ただ、有名人であることに変わりなく、マスコミとしても格好のニュースバリューなわけで。
良い意味でも悪い意味でも今後注目されるんだろうなぁ、千葉県。

しかし、森田さんが勝ったことは事実だからいいとして、対立候補の吉田平さんが負けたことと小沢さんとの関連を強調するかのようなマスコミ報道には、ある種の偏向ぶりを感じずにはいられません。
何の裏も取れないので、マスコミを急先鋒とした小沢バッシングについての陰謀説を積極的に支持するわけではないんだけど、疑う気持ちをどうしても捨てきれず。

真実は、マスコミ報道の表層をなぞるだけでは見えてきません。
マジで、タイミング良すぎな気がしません?
小沢さんがあんなことにならなくても、森田さんの勝利は変わらなかったと思いますか?
申し訳ないけど、私にはそうは思えません。
小沢さんを潰すための闇の力がうんたらかんたら、などと言ったらそれ系の小説の読み過ぎだと言われそうな気もしますけれどもね(^^;

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【日記】ロシアンルーレット 

( 2009/03/25 12:04 ) Category 日記/世迷い言 | CM(14)

ここで発表している私の小説のキャラ設定などを置いているYahoo!ブログの方で、ちょっと話題に上りました。
ぼた餅とおはぎの違いってご存知ですか?

私は恥ずかしながら、ちょっと前にやってたTV番組で知ったんですけれども。
ぼた餅とは牡丹の花、おはぎとは萩の花を指し、前者が春のお彼岸のお菓子、後者が秋のお彼岸のお菓子ということだそうです。

最近は、一年中「ぼた餅」あるいは「おはぎ」として商品を扱うお店もあるそうですけれどもね(^^)

ところで、一昨日のことですが。
妻と下の子がぼた餅を作りました。餅米炊いて、あんこやきなこをつけて。
きなこの方、中にあんこを詰めてくれたんですけれども、一個だけケチャップを入れてくれやがりました(^^;
そんでもって、じゃんけんで勝った人から選ぶという(^^;;

案の定、アタリを私が引きました(いぇ~い!)
まぁね。
世の中にはケチャップライスという食べ物が存在するわけで。
違和感はないですよ。
外側をきなこで包んでさえいなければ、ね(^^;

……美味しゅうございました(苦笑)

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【日記】ブログはリンクされるもの 

( 2009/03/24 12:59 ) Category 日記/世迷い言 | CM(10)

公開しているブログって、あちこちからリンクされます。
出典を明示した引用が合法であるのと同様、リンク自体はフリーです。
法的にNGとされている行為は無断転載です。

ただ、これだけブログ人口が増えると、自分の気に入らない人(気に入らないコンテンツを持つブログ)からリンクされるのは嫌だし気持ち悪いと感じる人が出てくるのは当然の成り行きかもしれません。
具体例を挙げるなら、「アダルトコンテンツを含むブロガーさんはウチのブログにリンクを張らないでくれ」という方は少なくないでしょう。
事実、一部の警察やTV局などをはじめとする企業ブログの中にちらほら散見されるように、「無断リンクお断り」とTOPページに表示するブログの数が増え続けています。
その流れを受けてのことなのかどうか知りませんが、「無断リンクお断り」の個人ブロガーさんの数も増え続けています。
昨今、たとえ法的に問題が無くても、無断リンクはマナー違反だと声高に主張する方もいらっしゃいます。
したがって、気持ちよくネットを利用するにあたり、「リンクしてもいいですか?」と相手先ブロガーさんに伺うことが半ば常識のようになりつつあります。

私自身は、アダルトコンテンツそのものにはさほど嫌悪感がありません。
リンクしていただく分には、アダルトコンテンツを持たないブロガーさんと同様、とくに報告していただく必要もありません。
ただ、私のブログはできるだけ全年齢対象のスタンスを続けていきたいと思っていますので、こちらからアダルトコンテンツを含むブログ様にリンクを張ることについては消極的であることを明言しておきます。
とくに、年齢制限表示もなく堂々と明らかなアダルトコンテンツを掲載しているブログ様にこちらからリンクすることはありません。これまでにリンクを張ったブログ様がアダルトコンテンツを追加するのは構いませんが、年齢制限表示などのない状態で追加されたことに気づいた場合、リンクを解消させていただく可能性もあります。
※もし今後私自身が18禁にあたる記事を書くとしても、必ずパスワード制限もしくはそれに準ずる方法をとります。

さて、具体例を挙げるためにアダルトコンテンツを含むブログについて言及しましたが、「私自身が興味を持てないブログ」または「とくに共通点のないブログ」へのこちらからのリンクについても消極的であることを付け加えておきます。


関連情報 【日記】そりゃ友達たくさん欲しいですよ

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【詩】きっとシンプル 

( 2009/03/23 18:25 ) Category | CM(6)

求める答を得るために あちこち遠回りしてみた
そうして得た答えなんて いろいろ余計な理由付け

そんなに俺って 複雑だっけ
それだけ考えて 何が残った

好きか嫌いか やりたいかやりたくないか
答は単純 きっとシンプル

飾り立てた言葉も理由も 全ては後付け 余計なものさ
直感で決めたことなのに 正当化のために理由付け

もっと気楽に やりたいかやりたくないか
答は単純 きっとシンプル

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【詩】たまには夜空を 

( 2009/03/19 21:36 ) Category | CM(4)

だれかの力になれるなら
時間を割いてみようかな

忙しいという文字は
心を亡くすと書くんだよ

時間がないと嘆くなら
いつもの倍で動いちゃえ

そうして無理矢理作った時間
誰かのために使ってみよう

少しだけじっとして
たまには夜空を見上げてみる

夜空はあなたと繋がってる
あなたがこの空を見上げる余裕もなく

もし俯いているのなら
少しだけでいいよ

僕と一緒に過ごそうよ
直接会うには遠いけど

きっと大した問題じゃない
たまには夜空を見上げよう

あなたと僕が同時に見上げる
今夜の月は同じ色

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【キャラ絵】ふたりは仲良し♪ 

( 2009/03/16 18:41 ) Category 頂き物(イラスト) | CM(8)

うさこさんに描いていただきました!
ホワイトデーのお返しにお話を贈ったところ、さらにお返しを頂いてしまいました!(*^▽^*)

初めて会った頃からとっても仲の良いふたり。
キースとエマーユ、7歳の頃。第2弾ですなw
幼いキースは2番目と3番目の兄貴に殴りかかるほどの跳ねっ返りだったけど、エマーユの前ではこんな表情もできたのです( ̄ー ̄*)

追記から♪♪
▼追記(18歳未満閲覧危険……嘘ですよ♪)▼
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【日記】ハネムーンサラダ 

( 2009/03/14 12:01 ) Category 日記/世迷い言 | CM(4)

昼メシの時、漫画喫茶を利用することがある。
先日、漫画喫茶で『ハネムーンサラダ』という漫画を読んだ。
成人向けだけど、そっち系の描写はあくまでも日常のひとコマとして描かれていて、過度なエロさはない。

男性的な恋愛観と女性的な恋愛観の温度差が見事に表現されている作品だと思った。
全5巻。メシ食いながら、1時間で読み切るのは無理。
何度か通って、全巻読んだ(笑)

現実的には有り得ない(いや、そうとは言い切れないか?)、男ひとり女ふたりの共同生活。
普通に考えたら三角関係、さもなければハーレムなんだけど、そのどっちでもあるような、ないような。
三者三様に、親といい関係だったわけじゃなかったり、過去の恋愛で心に傷を持っていたり。
だからといって、暗く沈むような描写はほとんどなくて。

一応、R-15指定のようです。
年齢制限のある漫画の紹介ですみませんが、面白い作品でした。
未読の方は、読んでみてくださいな。

「ハネムーンサラダ」二宮ひかる・著(白泉社) 全5巻

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【うさこ様へ】その白さに魅せられて 

( 2009/03/14 00:00 ) Category 短編/お題 | CM(4)

窓から差し込む朝日。
その心地よい眩しさ。

ソファに背を預けて安らかに寝入っている。
それはとても自然な景色。

朝日より眩しい見飽きぬ景色。
その白さに魅せられて同じことをしてしまう。

純白の輝きが似合う君だけど……
もうそろそろ僕の色に染めてもいいよね。

僕は後ろから近付いて、
君の肩に手を置いた。

「ん……」
まだ早い時間だ。起きなくていいよ。

僕はゆっくり両腕で君の肩を包み込み
君のうなじに頬を寄せる。

「え……? キースなの」
やあ、うさこ。結局、起こしちゃったか。

僕はうさこの首筋にキスをする。
「い……」

え?

「やああああ!!」





ばちーん!





「いつも言ってるでしょっ! 首筋はゾォォッとするからダメなんだって」
あはは。わかってたけど、またやっちゃった。

これからもよろしくな。うさこ♪



や、、、やっちゃったやっちゃった!!
だ、だいじょうぶかな(ドキドキ)
お、おこられないかな(ドキドキドキドキ)

うさこ様(←本編でさんざん呼び捨てしてるのでかなり下手に出てみるw)のみ
お持ち帰り&展示OKとさせていただきます。
先にYahoo!ブログでファン限定で発表してるんだけどねw
もし……、もしよかったら、もらってやってくださいな m(_ _)m

そして頬を手の形に赤く染めつつも、
うさこさんをお姫様抱っこするキース。
さて、この後どこへ向かうのでしょうね(←まだ妄想するか)www

うさこ様、皆様、素敵なホワイトデーをお過ごしくださいませ^^
▼追記(18歳未満閲覧危険……嘘ですよ♪)▼
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【キャラ絵】マミナ 

( 2009/03/10 20:04 ) Category 頂き物(イラスト) | CM(6)

ふなこさんに描いていただきました。
ふなっこ自由帳、7777hit記念リクエストとして私からお願いしたんです。
単独のイメージイラストとしては初登場♪♪

ツン要素が高めの、身長30センチの女の子。
見てください、靴と手首の飾り、髪飾り、そしてスカート。
そうそう、マミナって、普段着は大体ローラに手作りしてもらってるんです。
※「風の向くまま」参照

当時身体が弱かった分、家にいることが多かったローラは、結構器用なんです。
こういう可愛い服を、マミナのためにいっぱい作ってあげたはず。

もうね、うれしくてうれしくて。じーっと眺めてました。
そしたら声が聞こえてきました。
「変態作者(-.-)凸」(もちろんマミナの声)
悪かったな……(^^;

「炎のキース」シリーズより……
“羽の民”フェアリー族のマミナ(Mamina)です。

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【日記】次の予定 

( 2009/03/06 23:09 ) Category 日記/世迷い言 | CM(5)

詩や短編は、思いついたら書くと思います。
次の長編の予定ですが、やっぱりスレッジシリーズ第二弾を(^^)
予定は未定ですが。

なんか、まとまりそうでまとまんなくて。
意識がそっち(スレッジ)にいっちゃうもんだから、もうクライマックスのはずのキース3が。。。
待ってる人、いるよね、きっと。
さすがに今さら「誰も読んでいないだろう」とまでは思っていませんので。
が、がんばって終わらせますとも!

あ、あとリレー(才気煥発で発表してるやつ)もやんなきゃ。
結果的に私が一番長いこと止めてるような気がする。
ほんと、皆さんごめんなさいです!!

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【日記】FC2の文字認証は突破されやすい 

( 2009/03/06 18:23 ) Category 日記/世迷い言 | CM(10)

どこかの秘密基地:FC2の文字認証は、もう使い物にならないを拝読しました。

3回認証数字間違えたら、そのIPからのコメント受付を一時的に停止するか、数字にアルファベット26文字加えた文字認証にするだけで、かなり強固な文字認証に


同感です、cyahさん。
FC2リクエストに要望出しておきました。

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【日記】こんなときは 

( 2009/03/05 21:14 ) Category 日記/世迷い言 | CM(1)

詩を書けるんじゃないかなーと思って瞑想に耽る。
思った通り、詩を書ける日もある。
読み返すと顔から火が出て、くしゃくしゃぽい!な場合もある。
自分なりにこれならぎりっぎりの線、というのはここにアップしてるけどw

たまに、瞑想自体失敗することがある。

静かな気持ちで言葉を紡ごうとしているのに。
なんか、脳内で銃がドガガガガン☆な状態になったりするのな。
酔ってるのか俺。週末しか呑まないのに酔ってるんだな俺。
床が抉られ、部屋の中には硝煙が立ち籠め……

なんか赤い色が見える。血だ、そいつは俺のt(誰か止めて

というわけで、今夜は詩を書くモードに入れませんでした。
もちろん、こんなことで時間を潰してしまったのでキース3も足踏みということd(殴

それではみなさま、また明日。
お休みなさいませ♪

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【キリリク】夕映えと日焼けの頃 

( 2009/03/04 00:04 ) Category 短編/お題 | CM(15)

当ブログ10000ヒット記念。
お待たせしました m(_ _)m
愛音さんリクエストの短篇です。
愛音さんからいただいたお題は、愛音さんを主人公にしたせつない学園恋愛ものです。
学園ものなのに、学校そのものの描写がほとんどないという(^^;

こ、こんなんで納得してもらえるんだろうか(どきどき)
追記から、どうぞっ。

夕映えと日焼けの頃

 初夏の夕映えが愛音の白い制服を茜色に染める。
 現在どの部活にも所属していない愛音が、この時間に帰宅することは珍しい。
 もうすぐ夏休みが来るこの季節、日が長くなったこともあり、下校途中だった愛音は少し本屋に長居してしまったのだ。
 結局雑誌と文庫本を一冊ずつ買って、家までの残り半分の道のりを歩く彼女に、後ろから声がかけられた。
「珍しいな。愛音がこの時間に下校だなんて」
 クラスメートの男子だ。クラスで唯一のボート部員である彼は、クラスメートたちの中で一足早く真っ黒に日焼けしていた。
「修治。今日部活はどうしたの」
 思わず高鳴る動悸。愛音は修治に見えないよう小さく深呼吸すると、修治と並んで歩き始めた。
 修治とは中学も同じであり、住んでいる場所は近い。帰る方向が同じなのだ。
「今年は一年がたくさん入部したんで、艇庫に入りきらないのさ。今週は出艇練習と陸上練習、交替なんだ」
「そうなんだ。ボートって、たくさんの人数で漕ぐんでしょ」
「高校は、四人漕ぎと二人漕ぎと一人漕ぎの三種。四人漕ぎの艇には操舵手(コックス)も乗るから総勢五人だ。俺は孤独なシングルスカル」
「あはは。それって慰めるところ?」
 愛音のツッコミに、修治は後頭部をかいて「流してくれ」と苦笑混じりに言った。
「そういえば修治この前、八人乗りの競技もあるって言ってなかったっけ」
 この時、修治の表情が微妙に変化するのを愛音は見逃さなかった。
 何かまずいことを言ってしまったのだろうか。愛音が心配していると、今までと変わらない口調で修治が言った。
「よく覚えてるな。エイトは大学の花形さ。俺は大学でエイトに乗りたかったんだが」
 語尾に含む物を感じた愛音は話題を変えようとした。
「あっごめん、あたし変なこと聞いちゃったかな。ところで――」
「あれ、気を遣わせちゃったか……。何でもないよ、ただ、大学ではボート以外のことに力を入れたくなったんだ」
「ああ、そうだよね。一つのことに打ち込むのもいいけど、今のうちにしかやれないことだってあるもんね」
 修治は立ち止まり、珍しい物でも見るような目で愛音を見た。
「な……なによ」
「いや、なんかそういう言葉って、親や教師から聞くもんだと思ってたんだがな。まさか同級生から聞くとは」
「悪かったですね、オバサンで」
「ははは、いや、でもありがとう。愛音にそう言ってもらえると、ちょっと気が楽になった」
 再び歩き出した修治は、そこで初めて愛音が本屋の袋を抱えていることに気付いた。
「ああ、本屋寄ってたんだな。何買ったんだ」
 愛音がタイトルと作者名を告げると、意外にも修治は知っていたようだ。
「ああ、そう言えばこないだその人の作品が映画化されていたね」
「それで知ってたのね。読んでみる?」
「恋愛小説だろ。……遠慮しとく」
 その返事は、その年頃の男の子としてはごく自然の反応であろう。愛音は少しだけ残念に思った。

 そんな愛音の気分を知ってか知らずか、修治はまた部活の話題に戻してしまう。
「ところで来週末、一学期最後の部活の試合があるんだけどさ。弁当要るのに親いねえの」
 ――あたし、作ったげよか?
 即答したかった愛音だが、言葉に出しては「あら、それは大変ね」と言ってしまった。
「そうでもないさ。彼女に作ってもらうから」
 一瞬、言葉を失う愛音。辛うじて平静を装い、そのままのペースで歩き続ける。
「彼女、いるんだ。……そうだよね」
 何故、確かめなかったのだろう。いつ、修治に彼女ができたのだろう。愛音は告白さえしていない相手に対し、奇妙な喪失感を感じながら適当に相槌を打った。
「なんて、ね。一度言ってみたかった。しかし残念ながら修治君、年齢と彼女いない歴が一致した冴えない記録を更新中であります」
 心の底からほっとした愛音。今度は顔に出てしまったかも知れない。
「じゃあさ、お弁当どうするの」
「コンビニ弁当でも買うさ。手っ取り早いし」
「よかったら、あたし作ってあげるよ。ボートの試合、一度見てみたいし」
 またしても立ち止まった修治。
「えっと……本気?」
「うん」
 一瞬俯く修治。愛音はびっくりしたが、修治が小さくガッツポーズを作っていることに気付いて微笑んだ。
 顔をあげた修治は嬉しそうに笑っていたが、すぐ何かに気付いたような顔をして言ってきた。
「あ、でも俺なんかの彼女だと誤解されたら迷惑だろ? ノリで言っちゃって引っ込みがつかないんだったら気の毒だから、無理しなくていいんだぜ」
 人間、高二まで彼女ができないと、こうも慎重になるものなのか。愛音は苦笑しながら言った。
「コンビニ弁当じゃ寂しいじゃない。あたしに任せてよ」
「ありがとう! めっちゃくちゃ嬉しいよ」

 試合はインターハイなどとは違い、その日限りの大会であり、一般の部の合間にオマケのように高校の部があるといった印象の大会だが、出艇する高校はどこも真剣だった。
 結局試合は惨敗だった。舵手つきクォドルプル、ダブルスカル、そして修治のシングルスカルと、いずれも予選落ち。敗者復活戦に賭けるしかない状況となった。
「修治。彼女の前でいいとこ見せられないなんて最低だな」
「彼女じゃないって! ただちょっと同情して弁当作ってくれただけ!」
 むきになっている修治をちょっとかわいいと思いつつ、愛音は彼の鈍感さに内心ややあきれていた。
 チームメイトたちは愛音には優しく、修治には顔を合わせるたびにからかった。修治が出艇準備をしている時や試合中は、手の空いているクルーが愛音のところに寄ってきては彼のたわいもない悪口やら些細な秘密の暴露やらをしてくれたので、愛音は飽きなかった。
 試合ではいい結果が出ないまま、あっという間に閉会時間が近付いてくる。とうとう、修治たちの高校は敗者復活戦でもどのクルーも勝ち上がることができなかった。
 さすがに全員敗者復活戦敗退という同じ立場だからか、帰る頃になるともう修治をからかう者はいなかった。
 艇の運搬は業者が行い、艇庫への入庫立ち会いは顧問と部長、副部長がいれば充分なので、他の者は現地解散である。
 試合後、着替えて反省会が終わるまでの間、愛音はずっと待っていた。
 もうすっかり夕暮れ時。
「お疲れさま」
「ごめんな。弁当まで作ってもらった上に、貴重な休みを一日潰させたのに無様な試合を見せちゃって。退屈だったろ」
 愛音は首を振った。
「ううん。面白かったよ。思ってたより断然早くて、人数の多いボートは掛け声とかも独特で」
 全力を出し切って、それでも負けてしまって。疲れているはずなのに、ちゃんと気遣ってくれる修治。
 今日一日で、さらに日焼けの色を濃くした彼の顔。その顔を眩しく感じるのは、夕映えが照り映えているせいだろうか。
「優しいなあ。じゃ、俺が日本を離れる前に、何かお返ししないとな」
「お返しなんて……え」
 愛音は耳を疑った。
「日本を……離れる?」
「親父の仕事の都合でね。夏休み中に引っ越して、オーストラリアに永住するんだ。つい二週間前までは、俺が高校卒業するまではこっちに……、とかいろいろと話し合ってたんだけど」
 オーストラリア。永住。他の言葉はまともに愛音の耳に入ってこない。
「英語をマトモにしゃべれるようにならないと、向こうで友だち作るにも苦労するからな。どうせ住むなら、早いうちに向こうの環境と英語に慣れないと。向こうに行ってからも、今日のお礼とは別に、手紙書くよ。そのぐらい今日は嬉しかったんだ。……あ、愛音が迷惑なら手紙はやめとくけど」
 思わず伏せてしまった顔を上げ、愛音は無理矢理微笑んだ。
「……ううん。迷惑じゃないから書いてね、手紙」
 ちゃんと微笑むことができただろうか。夕陽を背にして立っていたので、逆光であまり表情を見られなければいい、と愛音は思った。

 それから次の夏までの間、愛音は修治から三通のエアメールを受け取ったが、それっきり途絶えてしまった。
 愛音は自分の部屋でエアメールを封筒から出さずに眺めていたが、机の引き出しにしまった。しばらく引き出しを開けっ放しにしていたが、やがて静かに閉める。
 高校生にもなって、不器用で鈍感な男の子。オーストラリアでは、うまくやっているのかな。
 ――不器用なのはあたしも同じだけど。
 机の上に置いた写真。金髪の友だちと並んで、夕焼けを背景にして映っている修治。相変わらず真っ黒に日焼けしていた。
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