蒲公英 ~癒しと生命力の花~

日記ブログ。たまに短編小説を発表。長編小説(別サイト)連載時は更新通知ブログと化す。

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【日記】発表済み短編の別視点 

( 2011/05/16 00:00 ) Category 短編/お題 | CM(4)

同じ内容の告知、3回目です。

現在私は、桜庭春人様(小説家になろう:桜庭春人様のページ)による企画、candy storeに参加しています。

甘いお菓子=素敵
面白い小説=素敵

だったらお菓子が出てくる小説を書けばいいじゃない!

という企画です。

アクティブなメンバーは約20名、全7回、3週間毎という周期でひとり1作ずつ発表します。
毎回テーマとするお菓子が変わるのですが、第3回のお題は「クッキー」でして、去る5/15に発表しました。

この企画も残すところあと4回となりました。
いえ、まだ半分にも満たないわけですが、こうなったら7回全部作品を投稿したいです、がんばります!

私の参加作品は、このブログ右上のリンクにある「小説家になろう」の私のページで発表しておりますので、よかったら読んでみてください。


で、今回は特別に。
第三回参加作品「クッキー・ルーキー」の冒頭部分を、別の登場人物の視点で書いてみました。
しょうがねえ、覗いてみてやってもいいぜ、と仰る方は追記から(^^)
 
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 ガシャンという音で目が覚めた。
 十月の穏やかな風が心地良い。雲一つ無い秋空。抜けるような青空が視界を占めている。
 青空――外? どこだ、ここ……考えるまでもなく記憶が蘇る。学校の屋上。俺はひとりで弁当を食い、食い終えた後ベンチで――うわ、やべえ。俺一年なのにベンチひとつ占領して熟睡してたのか。
 時計を確認、と。そろそろ昼休みが終わる時間だな。
 さっきの音が聞こえてきた方に目を向けると、フェンス際に人がいた。女子生徒だ。五限が近いせいだろう、他には人がいない。彼女は少し慌てたように両手を後ろに回し、その拍子に胸元まで伸びたゆるふわパーマが柔らかく揺れた。
 おっ、この子知ってる。
「きみは確か、一組の片桐さん。ありがとう、お陰で五限に間に合うよ」
「え、ああ。どういたしまして。二組の、えーと」
 相手は学年で評判の美少女だ、俺の名前など覚えていなくて当然。俺のクラスを知っててくれただけでも奇跡というものだ。
「冬見。冬見翔平」
「よろしく翔平。あたしのことは洋子でいいわ」
 なれなれしいが、嫌な感じはしない。これだけの美形なのにお高くとまったところがないからかな。
「よろしく洋子。ゆっくり話をしたいところだけど、もう時間がないな」
 洋子は視線を左右に泳がせた。その仕草が、俺の幼馴染――理緒とぴったり重なる。
 俺はあわてて頭を振った。何考えてるんだ、全く。この子は理緒じゃない。
「五限サボるつもりなんだろ? でも屋上の扉は用務員に閉められちゃう。おそらく五限が終わる前に」
「そうなの?」
 どうやら知らなかったようだ。洋子は目を見張り、慌てた様子で問い返してきた。やべえ、超かわいい。
「授業が終わったら開けに来てあげるよ。携帯のアドレス教えとく。もし扉を閉められて、屋上にいるのが飽きたのなら授業中でも構わないから呼んでくれ。腹痛を装って抜け出してくるから」
「ふふっ、ヒーローみたい」
「閉め出しをくったヒロインを救出するだけの、か。しょぼいヒーロー」
「素敵なヒーローよ」
 用務員に見つからないように言い含め、なんとなく放っておけない気分に後ろ髪を引かれつつ、俺は屋上を後にした。何があったか聞くのは遠慮すべきだろうか。両手を後ろに回すその直前、彼女が涙を拭うのを見てしまったのだ……。
▼追記(18歳未満閲覧危険……嘘ですよ♪)▼
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